〜両親の住みやすさを考えた空間にしたい！〜

ご実家で二世帯同居されているＦさま。 同居の際にリフォームした２階と比べ、３８年前に建てたままの１階がずっと気になっていたそうです。 そこで、水まわりとご両親さまのスペースである１階を「暖かさ」「使い勝手」「再利用（思い出）」にポイントをおきリフォームすることとなりました。

まずは「暖かさ」。一年を通して快適なお住まいにするための断熱改修です。
床・壁・天井に断熱材、サッシをペアガラスに交換。
さらに快適さをプラスするため、トイレにエコカラットとクロゼットの中にはさらりあ〜とを用いています。

次に「使い勝手」を改善するために、まず見直したのは間取りです。水まわりはそれぞれプライベートな空間として独立させ、快適な広さに調整。また、ご家族みんなで集まれる広いＬＤＫとご両親さまのお部屋をふた部屋設け、以前とは形を変えた回遊性のある間取りをご提案いたしました。

そして最後の「再利用（思い出）」は、主に和室にて。
神棚とお祖父さまお気に入りの欄間をキレイにクリーニングし新しい場所で再び活躍してもらう事にいたしました。
そして玄関には、以前暖炉の天板だった大理石が式台へと形を変え鎮座しています。

新しい建材・素材・製品で理想の住まいを作り、思い出の品を利用し住まいにアクセントを添えるＦさまの家づくりに感銘を受けたリフォームとなりました。

･･･改装部分

キッチン・洗面・トイレ・脱衣所の間仕切りがなく、同じ空間にまとめられた状態。
今後のお子さまの成長を考え、ここはしっかりと各々の空間が必要だと感じプランニングしました。

また、ご家族が大切にされていた欄間や神棚など以前の面影を残し、一人一人が快適に暮らせる空間をお施主さまと共に作り上げることが出来たと思います。

ご提案の際には言葉や図面だけではなく、３Ｄパースや施工事例などを見ていただき、ビジュアルとしてご想像いただけたのがとても良かったようです。

使い勝手が良くなって居心地のいい住まいになりました。家が暖かいって本当にいいですね。

祖父が大切にしていた住まいなので、面影を残しながらのリフォームが出来て嬉しいです！これからも大切に暮らしていきたいと思います。